MSC「海のエコラベル」が付いたサステナブル・シーフードを楽しむことで、誰もが水産資源や環境を守ることにつながる仕組みが、MSCのアプローチです。
天然水産物は世界の多くの人々にタンパク質や生計の糧を提供する重要な資源です。水産資源は有限で、危機に直面しています。
MSCは海の恵みを将来の世代にわたって受け続けられるように、水産資源の管理を支援します。
MSCが行うこと
MSCは、持続可能な漁業および持続可能な水産物の販売を行うサプライチェーンのための規格を策定します。
MSC「海のエコラベル」は、MSC認証規格を満たした漁業で獲られた水産物の証です。
MSCプログラムの仕組み
MSC「海のエコラベル」の付いた製品を購入することで、水産資源と健全な海を守るための好循環に加わることができます。MSCはこれを「変化の理論(セオリー・オブ・チェンジ)」と呼んでいます。
これがその好循環の仕組みです。
漁業が持続可能性を認められ、MSC漁業認証を取得
スーパーやレストランが、MSC認証の水産物を積極的に取り扱う
MSC CoC認証を取得したサプライチェーンが、MSC認証取得漁業で獲られた水産物のみにMSC「海のエコラベル」が付くことを消費者に保証
消費者がMSC「海のエコラベル」が付いた製品を優先的に購入
MSC認証水産物の市場での需要が高まる
より多くの漁業者が漁業慣行を改善し、MSC漁業認証の取得を目指す


MSCのシステムの機能
1997年のMSC設立以来、持続可能な水産物の動きは以下のように拡大しています。
世界で570以上の漁業がMSC漁業認証を取得。
20,000品目以上のMSC「海のエコラベル」付き製品が世界の60を超える国々で販売。
48,000以上の現場でMSC CoC認証を取得し、持続可能な水産物のサプライチェーンを構成。
2024年の調査では、消費者の58%がMSC「海のエコラベル」が付いていれば購買意欲が高まると回答。
MSCはより多くの漁業が持続可能となるように、海洋管理基金を通じてツールや助成金による支援を行っています。研究助成金は持続可能な漁業のさらなる改善に寄与しています。
MSC認証を取得した漁業は、絶滅危惧種や生息域を保護したり混獲を減らしたりするなど、環境保全のために何百件もの改善措置を実施しています。
取り組むべき課題は常にありますが、MSCのシステムはこのように機能しています。
私たちにできること
サステナブル・シーフードを購入したり料理したり、食べたりすることを通じて、持続可能性に向けたムーブメントを支えてください。