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持続可能です。

MSCエコラベルの付いた水産物は、将来にわたり健全な海を守るため、責任ある漁業により、持続可能な方法で獲られたものです。 その保証は、様々な団体から承認を得た詳細な要求事項と手順により、与えられています。

持続可能な漁業のための科学に基づいた規格

MSCエコラベルを付けて販売するためには、水産物はMSC漁業認証規格を満たした認証漁業からのものでなければなりません。この規格は、研究機関・水産業界・自然保護活動団体の方々を含む専門家との協議のもとに策定されました。規格は5年に一度見直しが行われており、海洋管理と科学における国際的な最優良事例を常に反映させています。

認証を受けるためには、漁業は以下の事項を満たさなければなりません。

  • 資源が持続可能である ― 次の世代を残すために十分な資源が残されていること。
  • 広範な海洋環境が守られており、水生生物が永続的に生命を維持できること。
  • 状況の変化にあわせて対応できる適切な管理が実施されていること。

私たちは、MSCのプログラムによって資源・漁業活動・漁業管理にどのような変化があらわれたか、モニタリングしています。その分析結果によると、認証漁業は漁業管理における非常に多くの改善を行ってきています。

“「MSCの取り組みは、過去20年にわたり海洋保護に非常に大きな貢献を成してきました。」”

John Tanzer, プラクティカルリーダー, 海洋部門

WWF インターナショナル

第三者認証審査

MSCの漁業認証規格に照らし合わせた審査は、厳格かつ科学に基づいた手順と、その継続的な改善のとともに、行われています。

MSCは漁業の審査を行いません。審査は、独立した第三者である審査員チームにより行われます。審査チームは、漁業管理の専門家により構成されます。また審査チームは、該当する漁業に関心のあるすべての方々と協議を重ねます。これらには小売業者・環境保護団体・政府機関なども含まれます。この手順を踏むことにより、すべてのデータが考慮され、審査に関わる決定事項は証拠に基づき下されます。すべての証拠と決定事項は、専用ウェブサイトに公開されます。

一度漁業が認証されると、毎年年次監査が課されることになり、認証取得に付随した条件を解決するために、持続可能性に関して求められる水準をきちんと維持しているかが確認されます。

追跡可能なサプライチェーン

Ocean to plate graphic

MSCエコラベル付きの水産物は、海から食卓まで、サプライチェーンの全工程で追跡が可能となっています。
MSC認証水産物を販売するすべての企業は、厳しい規格を守り、サプライチェーンにおいて認証水産物が非認証水産物と分別されるようにしなければなりません。

MSCは、認証システムが機能することを検証するために、最新のDNAテストと非通知の追跡調査を行っています。
2016年のDNAテストでは、99.6%の MSC ラベル付き水産物が正確にラベリングされていることが確認されました。ある世界規模での調査によると、平均して30%の水産製品は不正確に表示あるいはラベリングされており、この結果と比較すると、MSCのDNAテストの結果は非常に良好であることが分かります。

“「食べ物がどこから来ているかを知ることは、消費者にとってますます重要になってきています。MSCの認証制度は、持続可能性の最優良事例に基づいているだけでなく、トレーサビリティーに関しても厳格なのです。」”

Dr Bryce Beukers-Stewart, 水産科学者

英ヨーク大学

信頼性の様々な裏付け

MSC認証は、世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)に承認された漁業と水産物に関する国際的な認証制度であり、これは FAO(国連食糧農業機関)のガイドラインを満たしていることを証明するものです

またMSCはISEAL(社会環境基準設定のための適正実施規範)のメンバーであり、そこで定められた規格策定、確証手、影響評価に関する行動規範に準拠しています。

WWFをはじめとする団体も、水産物の持続可能性に向け、消費者にMSCラベル付き製品を購入することを勧めています。